皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。
本日は第6回鉄骨工事雑学講座!
テーマ:スマートファブリケーションが切り拓く鉄骨工事の未来
近年、建設業界にもDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が到来しています。特に「スマートファブリケーション」と呼ばれる、AIやIoTを駆使した施工管理・自動化技術は、鉄骨工事の効率化・高精度化を大きく前進させています。今回は、その最前線をご紹介します!
1. BIM/CIMによる設計・施工連携
1-1. BIM(Building Information Modeling)活用
3Dモデルに構造情報やコスト情報を一元管理。設計から施工までデータをシームレスに連携し、手戻りやミスを大幅に削減します。
1-2. CIM(Construction Information Modeling)応用
現場状況をリアルタイムで3D化し、進捗管理や安全管理に活用。ドローンやレーザースキャナーによる現地計測データを即座にモデルに反映できます。
2. IoTセンサーで現場を「見える化」
2-1. 作業員の安全管理
ヘルメットやベストに装着したセンサーが位置情報やバイタルデータを収集。危険エリアへの立ち入りや過重作業をリアルタイムで通知し、安全性を高めます。
2-2. 機材稼働状況の最適化
クレーンや溶接機など主要機材にIoTタグを取り付け、稼働率やメンテナンス時期を自動でモニタリング。無駄なアイドリングを減らし、コスト削減と環境負荷低減を両立します。
3. ロボット・自動化技術の導入
3-1. プレファブリケーション(工場生産)
鉄骨部材を工場で精密に切断・溶接することで、現場作業時間を短縮。品質管理も徹底され、現場の手間を大幅に減らせます。
3-2. 建て方ロボットの試験運用
クレーン連動型ロボットアームによる自動ボルト締めやビーム設置の実証実験が進行中。将来的には人手不足の解消と施工速度の飛躍的向上が期待されます。
4. AIによる施工計画最適化
4-1. 工期シミュレーション
AIが過去データを学習し、最適な作業順序や人員配置を提案。天候や資材納期の変動も考慮し、遅延リスクを最小化します。
4-2. 需要予測と資材調達
市場動向や過去の発注実績をAIが解析し、必要な鉄骨量や納入タイミングを予測。余剰在庫の削減とコスト管理の精度向上につながります。
実際の取り組み事例
次回予告:AIとサステナビリティが融合する未来の鉄骨工事
次回は「AI×サステナビリティ」をテーマに、環境配慮と高度自動化を両立する最新技術をご紹介します。ぜひお楽しみに!
以上、第6回鉄骨工事雑学講座でした!
次回の第7回もぜひご覧ください。
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