皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。
~“揺れに強い骨”をつくる~
耐震性能を引き出す鍵は、高力ボルト・溶接・柱脚の三点。どれか一つでも甘いと、通り精度や長期耐久に響きます。現場で役立つ実務の型を、ミスが起きやすい順にまとめました。
1|高力ボルト:初期設定で勝負が決まる
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保管:乾燥・未開封・ロット別。サビ・油分は締付性能に直結
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穴・座面:切粉除去/座面の平滑性確認(異物はNG)
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試し締め:当日ロットで工具校正→本番へ
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締付手順:本数→対角→外周の順で段階締付/マーキングで見える化
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検査:軸力管理方式に合わせて記録(トルク・表示ピン・回転角等)
ありがちNG⚠️:仮締めのまま次工程へ。マーキング未実施は抜けの合図。
2|溶接:WPS(施工要領)を“紙から現場へ” ➡️
写真は「開先→仮付→本溶接→外観→NDT結果」の時系列がわかるように。
3|柱脚:建物の“足首”を丁寧に
4|通り精度と“後戻りゼロ”の運用
5|塗装・耐火を活かす段取り
6|安全第一:揚重・高所・天候 ️
7|原価と工期を守る“小ワザ” ⏳
8|チェックリスト✅
高力ボルト×溶接×柱脚の三点を“記録と順序”で管理すれば、品質は安定し、是正回数は激減します。