-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。
3Dモデルでは、鉄骨同士や配管・設備・外壁との干渉をバーチャル空間で事前確認でき、現場での手戻りを大幅に削減できます
またリビングモデル上で溶接・輸送・建て方順序をシミュレートできるため、ミスを未然防止する効果も大きいです
専用3D CAD(例:REAL4、KAP、Tekla Structures)は、部材の切断図・穴加工図・NCデータ・加工帳・工程計画をワークフロー一元管理できます
2D図面の手作業に比べ、作図速度が向上し、ヒューマンエラーも減少します。
3D画面で部材構成を立体視できるため、工場・現場関係者、および施主への説明がスムーズかつ説得力あるものになります
電子黒板やタブレットで「立体見せ」可能な体制は、顧客との打ち合わせや品質チェックにも有効です
3Dモデルを基に、部材の拾い出し・BOM作成・帳票発行・納期計画まで自動連係。従来の手配ミスや進捗遅れを防止し、工程可視化にも寄与します
非破壊検査(NTT/UT)計画や施工後の溶接品質検証も3D空間で事前設計可能。寸法公差・溶接部位置などをより厳密に管理できます 。
CADツールの導入・選定
– Tekla Structures、REAL4、KAPなど3D/BIM対応ツールを導入。
社内運用プロセスの整備
– 3Dモデルを中心に、加工図・NC・工程帳票への展開体制を構築。
関係者への教育・共有
– モデル閲覧用端末の整備とともに、現場・施主向け研修を実施。
PDCAによる定着
– 現場での問題点を3D上でフィードバックし、モデル精度を継続向上。
BIMのさらなる活用:構造・設備・建築各分野との連携深化で、統合的なプロジェクト管理が可能に
脱炭素・SDGs対応:3D設計で材量最適化、資源削減・廃材最小化も実現
デジタル連携進展:3DモデルとCNC機械の直結や、電子黒板を使ったプレゼンが常態化へ
3D図面導入は、単なる「見やすさ向上」に留まらず、設計の検証力向上・業務効率の抜本改善・品質保証・調達精度の強化といった幅広い効果をもたらします。現場でのミス・手戻りの削減と、顧客との信頼強化にもつながるため、今後の鉄骨加工業のスタンダードとなる流れです。
皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。
~専門用語~
鉄骨加工業は、鋼材を切断・穴あけ・溶接などで形づくり、現場で組立てる一連の流れを担う職能です。正確な施工と安全を実現するために、「専門用語」を理解し、図面や仕様書に即した作業が求められます。ここでは、鉄骨加工・組立の現場で使われる重要用語をカテゴリ別に深掘り解説します。
用語 | 意味 |
---|---|
GL | グラウンドレベル。基準となる設計面の高さ。 |
L=5000 | 部材長さ(mm)を示す指示。例:5 mの鋼材。 |
Φ18 | 穴径18 mmのドリル加工を示す。 |
T=10 | 板厚10 mmを示す指示。 |
HTB/HTC | 高張力ボルトの種類。HTBは高張力ボルト、HTCは高張力キャップボルトの略。 |
用語 | 内容 |
---|---|
切断長 | 切断後の鋼材長さ。加工前に精度確認が必須。 |
マーク(刻印) | 鋼材に打つ識別番号。組立現場での部材一致確認に使用。 |
ドリル加工 | 穴をあける工法。ボルト径・位置・公差規定が重要。 |
溶接記号(JIS Z 3021など) | 図面上の記号で、溶接の種類や部位を指示。 |
ビード | 溶接後の盛り上がり部。墨筋に沿う適切な幅・高さが求められる。 |
用語 | 内容 |
---|---|
アンカーボルト | 基礎に打ち込み、柱を固定するボルト。長さ・埋め込み深さの管理が重要。 |
グレーチング | 通路床などに使われる格子状鋼材。荷重条件に応じて材料を選定。 |
仮ボルト | 仮組み用のボルト。本締めは検査後に行う。 |
正ボルト / 裏ボルト | 接合方向により区別。正面・裏面どちらから締めるか指定あり。 |
カラー入れ | 部材間隙をスペーサーで保持し、ズレや変形を防止する措置。 |
用語 | 内容 |
---|---|
NTT/UT | 表面・内部の非破壊検査。NTT=浸透探傷試験、UT=超音波試験を指す。 |
バリ | 切断エッジにできる突起。バリ取り(処理)により品質保持。 |
寸法公差 | 長さ・位置・角度などの許容範囲。組立精度に大きく影響。 |
R検査 | 部材のR曲げや穴位置など、R関連の検査項目。 |
表面処理(ケレン・塗装) | 錆止め・塗装等の下処理を含む一連作業。施工・乾燥条件の徹底が求められる。 |
図面の読解力が品質に直結
切断長・穴位置・ボルト仕様など、複数図面を照合して確認。
マーキングは真っ直ぐ・鮮明に
識別情報の誤解を防ぐため、墨線や刻印は丁寧に。
加工時のバリ処理と寸法確認
溶接・組立に支障が出ないよう、手間を惜しまず品質を担保。
非破壊検査は計画と記録が命
検査計画と合格証の管理で、現場での再チェックや証跡を明確に。
鉄骨加工業における専門用語は、品質・安全・効率を支える共通言語です。適切な理解と運用が、ミスのない現場と信頼に繋がります。特に図面読解・加工精度・検査手順を知り尽くすことが、一流の職人への第一歩です。
有限会社本多工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!