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皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。
~専門用語~
鉄骨加工業は、鋼材を切断・穴あけ・溶接などで形づくり、現場で組立てる一連の流れを担う職能です。正確な施工と安全を実現するために、「専門用語」を理解し、図面や仕様書に即した作業が求められます。ここでは、鉄骨加工・組立の現場で使われる重要用語をカテゴリ別に深掘り解説します。
用語 | 意味 |
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GL | グラウンドレベル。基準となる設計面の高さ。 |
L=5000 | 部材長さ(mm)を示す指示。例:5 mの鋼材。 |
Φ18 | 穴径18 mmのドリル加工を示す。 |
T=10 | 板厚10 mmを示す指示。 |
HTB/HTC | 高張力ボルトの種類。HTBは高張力ボルト、HTCは高張力キャップボルトの略。 |
用語 | 内容 |
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切断長 | 切断後の鋼材長さ。加工前に精度確認が必須。 |
マーク(刻印) | 鋼材に打つ識別番号。組立現場での部材一致確認に使用。 |
ドリル加工 | 穴をあける工法。ボルト径・位置・公差規定が重要。 |
溶接記号(JIS Z 3021など) | 図面上の記号で、溶接の種類や部位を指示。 |
ビード | 溶接後の盛り上がり部。墨筋に沿う適切な幅・高さが求められる。 |
用語 | 内容 |
---|---|
アンカーボルト | 基礎に打ち込み、柱を固定するボルト。長さ・埋め込み深さの管理が重要。 |
グレーチング | 通路床などに使われる格子状鋼材。荷重条件に応じて材料を選定。 |
仮ボルト | 仮組み用のボルト。本締めは検査後に行う。 |
正ボルト / 裏ボルト | 接合方向により区別。正面・裏面どちらから締めるか指定あり。 |
カラー入れ | 部材間隙をスペーサーで保持し、ズレや変形を防止する措置。 |
用語 | 内容 |
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NTT/UT | 表面・内部の非破壊検査。NTT=浸透探傷試験、UT=超音波試験を指す。 |
バリ | 切断エッジにできる突起。バリ取り(処理)により品質保持。 |
寸法公差 | 長さ・位置・角度などの許容範囲。組立精度に大きく影響。 |
R検査 | 部材のR曲げや穴位置など、R関連の検査項目。 |
表面処理(ケレン・塗装) | 錆止め・塗装等の下処理を含む一連作業。施工・乾燥条件の徹底が求められる。 |
図面の読解力が品質に直結
切断長・穴位置・ボルト仕様など、複数図面を照合して確認。
マーキングは真っ直ぐ・鮮明に
識別情報の誤解を防ぐため、墨線や刻印は丁寧に。
加工時のバリ処理と寸法確認
溶接・組立に支障が出ないよう、手間を惜しまず品質を担保。
非破壊検査は計画と記録が命
検査計画と合格証の管理で、現場での再チェックや証跡を明確に。
鉄骨加工業における専門用語は、品質・安全・効率を支える共通言語です。適切な理解と運用が、ミスのない現場と信頼に繋がります。特に図面読解・加工精度・検査手順を知り尽くすことが、一流の職人への第一歩です。
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