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第25回鉄骨工事雑学講座

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皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

“成長が見える”仕事️

 

鉄骨工事の魅力のひとつは、成長が分かりやすいことです
最初は道具の名前も分からない、合図の意味も曖昧、怖さが先に立つ…。それで普通です。
でも鉄骨工事は、経験を積むほど「できること」が増え、現場での存在感が変わっていきます

初心者の壁:「怖さ」と「段取りの難しさ」

鉄骨工事は高所もあり、重たいものも扱います。最初は怖いです。
ただ、その怖さは“危険を察知できている証拠”でもあります。
現場で大切なのは無理をしないこと。
先輩たちは、怖さを知っているからこそ、安全の型を教えてくれます️

そしてもう一つの壁が段取り。
工具の置き場所、部材の順番、ボルトの準備、合図のタイミング…。
最初は頭がパンクしそうになります
でも繰り返すうちに、体が覚えます。
鉄骨工事は「慣れ」が雑になることではなく、「慣れ」が安全と品質の型になる仕事です。

“見て覚える”だけじゃない。考えて覚える

鉄骨工事は、ただ真似るだけでは伸びません。
「なぜこの順番なのか?」
「なぜここで止めるのか?」
「なぜこの位置で仮締めなのか?」
理由を理解すると、応用が効きます

同じ建物でも、条件は毎回違います。
風、地盤、周辺環境、搬入経路、工程、職人数…。
状況が違うからこそ、思考が必要になる。
考える職人が強い。これが鉄骨工事の魅力です

自分の“技術”が現場を変える瞬間

成長を実感する瞬間はいくつもあります。

・合図が正確になって、クレーンがスムーズに動く
・玉掛けが安定して、部材が暴れない
・ボルトの段取りが早くなり、工程が前に進む
・建入れ調整が上手くなって、通りが一発で決まる
・後輩に安全のポイントを説明できるようになる
こうした小さな積み上げが、現場での信頼につながります。

鉄骨工事の世界では「口が上手い人」より「仕事が正確な人」が評価されやすい。
だからこそ、まっすぐ努力した分が報われる感覚があります

仕事の“所作”がかっこよくなる

ベテランの動きには無駄がありません。
工具の扱い、歩き方、姿勢、声の出し方、確認の順番…。
すべてが安全と効率のために整っています。

鉄骨工事は、筋力だけじゃなく“所作”の仕事。
自分の動きが洗練されていくのは、職人としての快感です
「できる人の動き」って、本当にかっこいいんですよね

「任される」ようになると仕事が面白くなる

経験を積むほど、任される範囲が広がります。
最初は指示されたことをやる。
次に、自分で段取りできる。
さらに、周りの動きを見て先回りできる。
最後に、全体を見て判断できる。

任されると責任は増えます。でも、その分やりがいも増える。
鉄骨工事は、責任を背負える人が輝く仕事です️

まとめ:鉄骨工事は“自分が積み上がる”仕事

鉄骨工事の魅力は、
成長が目に見える
思考と経験が武器になる
信頼が積み上がる
所作が洗練されていく
任されるほど面白くなる
というところにあります。

建物の骨格が立ち上がるように、自分の技術も立ち上がっていく。
それが鉄骨工事の醍醐味です️