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カテゴリー別アーカイブ: 日記

第22回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

 

鉄骨工事の未来

 

鉄骨業界は今、デジタル技術と環境対応という大きな変革期を迎えている。

3D設計とBIMの普及

近年、設計から施工までをデータで一元管理するBIM(Building Information Modeling)が急速に広がっている。BIMを活用することで、鉄骨の干渉チェック、重量計算、施工手順のシミュレーションが可能になり、現場での手戻りが減少している。

また、3Dスキャナーを使用して既設構造物を計測し、改修や増設工事にも高精度で対応できるようになった。製作工場ではNC機械による自動孔あけ・切断が進み、人手不足の解消にもつながっている。

環境とリサイクルの取り組み

鉄はリサイクル性が非常に高く、再利用が容易な素材である。建物の解体時に出る鉄骨は、再び溶かして新たな部材として生まれ変わる。この「循環型資源」としての特性は、脱炭素社会における大きな強みである。

また、工場での省エネルギー化、塗料や溶接ガスの環境基準対応、軽量高強度鋼材の導入など、環境負荷を抑える取り組みが進んでいる。

現場のデジタル化と安全技術

現場では、タブレットで図面確認や工程管理を行い、クラウド上でリアルタイム共有が可能になった。ドローンを用いた建方後の点検や、AIによるボルト本締め確認システムも開発が進む。

また、ウェアラブルデバイスで作業員の心拍数や体温をモニタリングし、熱中症や疲労を防ぐ技術も導入されている。安全と効率を両立させるデジタル施工は、これからの現場の標準となっていくだろう。

人材育成と継承

熟練工の高齢化が進む中、若手の育成が業界全体の課題である。鉄骨工事は、図面理解・精度管理・安全意識など幅広い知識が求められるため、座学と実技を組み合わせた教育が必要だ。

OJTや社内資格制度の充実、女性・外国人技能者の参入も増えており、多様な人材が活躍する現場が広がっている。

鉄骨工事の未来は、「人と技術の融合」にある。精密なデータと、現場を知る人の経験。この二つが組み合わさることで、より安全で美しく、環境にもやさしい建築が実現していく。


まとめ
鉄骨工事は、建築の根幹を支える最重要工程であり、精度・安全・品質・信頼のすべてが試される仕事である。どれほど技術が進化しても、最終的にボルトを締めるのは人の手であり、その一瞬一瞬に現場の魂が宿っている。

鉄骨が立ち上がる瞬間――そこには技術者と職人の誇りがある。
それは、未来の都市を支える“無言の芸術”ともいえる。

第21回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

品質と信頼を支える技術

 

鉄骨の品質を決めるのは、現場建方だけではない。その前段階である「製作工程」が、建物の安全性と寿命を左右する。

鉄骨製作の流れ

製作工場では、まず構造図に基づき、鋼材を切断・孔あけ・溶接・塗装して部材を作る。切断精度は±1mm以内、孔位置誤差は±2mm以内が一般的な基準である。小さな誤差でも、現場で組み立てた際にボルトが入らない、部材が合わないといった問題が発生する。

溶接作業では、JIS Z 3801などの資格を持った溶接技能者が、電流・電圧・溶接速度を管理しながらビードを形成する。溶け込み不良や気孔は、強度低下を招くため厳重な検査が行われる。

品質検査の重要性

製作後の部材は、外観検査だけでなく、超音波探傷試験(UT)、磁粉探傷試験(MT)、浸透探傷試験(PT)などの非破壊検査が行われる。これにより、内部欠陥を発見し、出荷前に不良を防止する。

また、製品検査記録・材料証明書・溶接記録などをまとめた「ミルシート」が、品質保証の証拠として納品される。こうした書類管理が信頼の根拠となり、発注者・ゼネコン・設計者からの信頼を得る。

製作工場と現場の連携

製作と建方が別業者になる場合、連携が非常に重要である。製作側は図面と実測値をもとに加工し、現場側は寸法確認を行いながら建て込む。

その間に一つでも情報のズレがあれば、現場での修正が発生し、工期やコストに大きく影響する。特にプレハブ構造や立体駐車場などの量産型建築では、製作精度が直接的に施工品質を左右する。

鉄骨の品質は、「見えないところで支える技術の結晶」である。鉄骨工事業者の信頼は、こうした積み重ねの上に成り立っている。

第20回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

安全と精度

 

鉄骨建方の現場は、建設業の中でも最も危険性が高い作業の一つである。高所作業・重量物取扱・大型クレーン操作など、常にリスクと隣り合わせだ。

高所作業における安全対策

建方作業では、地上10m〜50mの高さで作業を行うことも多い。墜落・転落防止のためには、安全帯(フルハーネス)の適切な装着、仮設手すり・ネット・親綱の設置が不可欠である。また、強風や雨天時は作業中止が原則。現場判断を誤ると、命に関わる事故につながる。

毎朝行われるKY(危険予知)ミーティングでは、作業内容に応じた危険要素を洗い出し、チーム全体で共有する。「このボルトを締める時に足元が滑る可能性がある」「吊荷の下に絶対に入らない」といった基本動作を徹底することが安全文化を育てる。

クレーン作業と合図の重要性

鉄骨建方では、クレーンによる吊り上げ作業が中心となる。オペレーターと玉掛け作業員、指揮者の三者が完全に連携しなければならない。無線機・ハンドサインによる正確な伝達が不可欠で、一瞬の誤解が重大事故を招く。

特に「吊荷の下に人を入れない」「合図が確認できるまで動かさない」ことは鉄則である。作業スピードよりも“安全優先”を徹底する姿勢が、プロとしての信頼を築く。

精度管理の徹底

鉄骨の建方作業では、ミリ単位の精度が求められる。誤差が積み重なると、最上階では数センチのズレになることもある。そのため、トランシットやレーザーレベルによる測定を行い、柱・梁の垂直度・直角度を常に確認する。

また、高力ボルトの本締めトルクや溶接の温度管理も重要だ。どれか一つでも基準を満たさなければ、全体の強度が保証されない。職人たちは、見えない部分で「精度と品質」に命を懸けている。

現場に息づくチームワーク

鉄骨工事は、一人ではできない仕事である。組立て班、溶接班、鳶職、検査員、監督、クレーンオペレーター――。それぞれの職能が連携して初めて安全で美しい構造体が完成する。

鉄骨工事の現場には「人と人との信頼」が欠かせない。互いに声をかけ、確認し合いながら作業を進める姿勢が、事故を防ぎ、精度を守る最も基本的なルールである。

第19回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

鉄骨工事の基礎と役割

 

 

建築現場を見渡したとき、まず目に入るのが鉄骨の構造体である。高層ビル、工場、倉庫、商業施設、橋梁など、現代の大半の構造物は鉄骨を中心に組み立てられている。木造やコンクリート造とは異なり、鉄骨構造の最大の特徴は「強さと柔軟性の両立」である。

鉄骨工事とは、鉄骨の製作・加工・建方・溶接・ボルト締結などを通じて、建物の主要な骨格を形成する工程を指す。構造計算をもとに、設計通りの精度で鉄骨を立ち上げることが求められる。わずかなズレでも建物全体の精度や安全性に影響を及ぼすため、数ミリ単位の誤差も許されない。

鉄骨工事の流れ

  1. 設計・製作図の作成
     構造設計図をもとに、鉄骨製作図を専門業者が作成する。ボルトの位置、溶接箇所、梁の長さなどをすべて3Dで確認し、現場での施工誤差を防ぐ。

  2. 鉄骨加工・塗装
     製作工場で鋼材を切断・孔あけ・溶接して部材をつくる。JIS規格に基づいた品質検査を行い、溶接部の超音波探傷試験(UT)や磁粉探傷試験(MT)などで欠陥をチェックする。

  3. 現場搬入・建方作業
     鉄骨はトレーラーで現場に搬入され、クレーンによって吊り上げ・組み立てを行う。建方作業では、現場溶接と高力ボルトによる接合が中心となる。地上数十メートルの高所で、精密かつ迅速な作業が求められる。

  4. 本締め・溶接・検査
     仮ボルトで位置を合わせた後、本締めを行い、トルクレンチで規定値を確認。すべての接合部に検査記録を残す。溶接箇所も外観・内部ともに検査し、品質保証を行う。

鉄骨工事は建築工程の中でも特に「時間との勝負」が多い。現場の工程は鉄骨の建方に大きく依存しており、遅れが全体の工期に直結する。そのため、事前の施工計画と段取りが最重要といえる。

鉄骨構造の強み

鉄骨構造は、地震や風圧に強く、重量に対する強度が非常に高い。また、自由度の高い空間設計が可能で、大スパンの建築にも対応できる。倉庫やスタジアムなど「柱の少ない空間」をつくるには最適な構造形式だ。

さらに、溶接技術・耐火被覆・塗装技術の進化により、耐久性や防錆性も格段に向上している。これにより、長期使用が前提となる公共施設や産業施設でも、鉄骨構造が標準化されている。

鉄骨工事は、建物の“命”を支える根幹業務である。見えなくなる部分こそが最も重要であり、その精度と安全管理こそが職人の誇りである。

第18回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

第4シリーズ:鉄骨工事が支える街づくり
テーマ: 目に見えないけれど、街を支える仕事!

 

こんにちは!今回は、鉄骨工事がどのように街づくりに貢献しているのかについてお話しします。
私たちが日常的に利用する建物や橋、高速道路。これらの背後には、鉄骨工事という縁の下の力持ち的な存在があります。鉄骨は高い強度と柔軟性を持ち、都市の発展やインフラ整備には欠かせない素材です。鉄骨工事がどのように街を支え、人々の暮らしを豊かにしているのか、具体例を交えながらご紹介します!

 

1. 高層ビルの建設: 都市のランドマークを支える
1-1. 鉄骨の特性が生きる建設現場
鉄骨の強度と軽さは、高層ビルの建設に最適です。

強度: 鉄骨はコンクリートに比べて軽量でありながら、非常に高い強度を持っています。そのため、高層建築物のような負荷の大きい構造でも使用可能です。
柔軟性: 地震や風の力を受けても、柔軟に変形してエネルギーを吸収する性質があります。これにより、高層ビルが地震や台風に耐える安全な構造になります。

1-2. 都市デザインの自由度を向上
鉄骨は形状やサイズが自由に加工できるため、ユニークな建物デザインを可能にします。

特徴的な外観: 鉄骨を活用することで、斬新なデザインや独自の形状を実現。都市のアイコンとなるようなランドマークを生み出します。
大空間の実現: 柱や壁の数を減らし、大きな開放的空間を作れるのも鉄骨ならではの魅力です。
例: 東京スカイツリーや大阪の梅田スカイビルは、鉄骨の特性を生かして建設された代表的な建物です。

 

2. 橋やインフラの整備: 地域をつなぐ鉄骨工事
2-1. 橋梁工事での鉄骨の役割
大きな橋や高速道路を支える骨組みには、鉄骨が使われることが多いです。

長いスパンを支える: 橋梁では、川や谷を一跨ぎする長いスパンが必要です。鉄骨はその強度と耐久性から、こうした構造に最適です。
錆びにくい素材: 現代の鉄骨は防錆加工が施されており、長期間にわたって劣化しにくい特性を持っています。

2-2. 高速道路や鉄道の整備
鉄骨は、高速道路の高架橋や鉄道の駅舎にも活躍しています。
耐久性: 毎日何千台もの車両や列車が通過しても、安全に支えることが可能です。
組み立ての速さ: 現場での工期短縮が求められるインフラ整備において、鉄骨工事の迅速性が重宝されています。
例: 瀬戸大橋や明石海峡大橋は、鉄骨技術を駆使して建設された巨大なインフラです。

 

3. 鉄骨工事の持続可能性: 環境に優しい素材としての鉄骨
鉄骨は、リサイクルが可能な素材であるため、環境への配慮が求められる現代の街づくりにおいても重要な役割を果たしています。

3-1. リサイクル率の高さ
鉄はリサイクル率が非常に高い素材です。不要になった鉄骨は再溶解され、新しい建築資材として再利用されます。

資源の節約: 鉄をリサイクルすることで、天然資源の消費を抑えられます。
廃棄物の削減: 建設現場での廃材が減り、廃棄物処理コストの削減にもつながります。

3-2. カーボンニュートラルへの貢献
鉄骨工事では、製造工程や運搬時のCO2排出量を削減する取り組みも進んでいます。省エネルギー技術を導入することで、環境負荷を最小限に抑えた街づくりが可能です。

 

4. 鉄骨工事がもたらす未来の可能性
4-1. 次世代建築への応用
鉄骨工事の技術は、次世代の建築物にも応用されています。

超高層建築: さらに高い建物の建設が可能になり、都市の空間利用が効率化します。
ハイブリッド構造: 木材やコンクリートとの組み合わせにより、強度とデザイン性を両立した建物が増えています。

4-2. 地域の発展を支える基盤
鉄骨工事は、都市部だけでなく地方の発展にも貢献しています。新しい橋や公共施設の整備により、地域の利便性が向上し、観光や産業の発展を後押しします。

 

5. 実際の施工事例
事例1: 地域のシンボルとなる高層ビル
都市開発の一環として建設されたビルは、鉄骨工事の技術を駆使して、耐震性とデザイン性を両立しました。
事例2: 大規模橋梁プロジェクト
交通の要所を支える橋梁工事では、鉄骨を使用した軽量かつ頑丈な構造が採用されました。結果として、地域住民の移動が格段に便利に。

 

次回予告:環境に優しい鉄骨工事について
次回は「環境に優しい鉄骨工事」をテーマに、持続可能な建設技術やエコフレンドリーな素材の活用について詳しく解説します。鉄骨がどのように未来の街づくりを支えているのか、お楽しみに!

 

 

第17回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

第3シリーズ:鉄骨工事の技術と道具
テーマ: 職人技と最新技術の融合!

 

こんにちは!今回は、鉄骨工事の現場で活躍する「職人技」と「最新技術」についてご紹介します。
鉄骨工事は、建物の基礎を支える重要な工程であり、職人の経験と最新技術が互いに補完し合いながら進められます。その過程では、人の手でしかできない繊細な作業から、最新の機械が生み出す高精度な加工まで、幅広い技術が使われています。それでは、現場の舞台裏を覗いてみましょう!

 

1. 職人技が光る場面
鉄骨工事では、経験とスキルが求められる場面が数多くあります。ここでは特に重要な2つの工程をご紹介します。

1-1. 溶接: 鉄骨同士をつなぐ技術の要
溶接は、鉄骨同士を強固につなぎ、建物全体の構造を支える重要な工程です。

技術のポイント:
強度と美しさを両立させるため、溶接線の均一さが求められます。
熱の加減を調整しながら作業を進めることで、鉄骨に余分な負荷をかけないようにします。

溶接の種類:
アーク溶接: 電気の力で鉄を溶かして接合。
TIG溶接: 繊細な作業に向いており、美しい仕上がりが特徴です。

1-2. 高所作業: バランス感覚と集中力が試される現場
鉄骨工事では、鉄骨を組み上げるために高所での作業が頻繁に行われます。

安全第一: 命綱や安全帯の着用が必須。
技術と感覚: 高所でのバランス感覚や、限られたスペースでの正確な作業が求められます。
連携: 作業員同士のスムーズな連携が、安全で効率的な工事の鍵となります。

 

2. 活躍する最新技術
鉄骨工事の現場では、最新技術が作業の効率化と精度向上に大きく貢献しています。

2-1. レーザーカッター: 高精度な鉄骨加工
高精度加工: 複雑な形状や細かい寸法でも、レーザーカッターを使えば正確に切り出せます。
スピードアップ: 人の手では時間がかかる加工も、レーザーカッターなら短時間で仕上げ可能。
廃材の削減: 必要な部分だけを正確に切り出せるため、材料の無駄が少なく環境にも優しい技術です。

2-2. クレーン操作: 重たい鉄骨を安全に運搬
大重量の取り扱い: クレーンは数トンもの鉄骨を安全に持ち上げて運ぶために不可欠です。
精密な動作: 操作する作業員は、高い集中力と経験を持って鉄骨を正確な位置に設置します。
安全管理: クレーン作業時には、周囲の安全を確認しながら慎重に進めます。

2-3. BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)
BIMを活用することで、建物全体の設計や施工計画が3Dで可視化され、鉄骨工事の工程も効率的に管理可能です。
現場でのミスを減らし、作業の流れをスムーズにします。

 

3. 鉄骨工事の魅力
鉄骨工事は、頑丈で耐久性の高い建物を支えるために欠かせない工程です。職人の経験と最新技術が一体となることで、質の高い施工が可能になります。

安全性の向上
鉄骨工事で重要なのは、地震や強風に耐えられる安全な建物を作ること。溶接や接合部分の強度が、建物全体の安全性に直結します。

効率化と環境配慮
最新技術を活用することで、作業効率が向上し、工期短縮やコスト削減につながります。
廃材を減らし、環境に配慮した工事が実現します。

 

4. 実際の現場事例
事例1: 商業ビルの鉄骨組み立て
工程: 溶接と高所作業を組み合わせた大規模な鉄骨工事。
成果: 工期内に安全かつ正確に施工を完了し、クライアントから高評価を得ました。
事例2: 工場施設の建設
課題: 重量のある鉄骨を狭い敷地内で安全に設置する必要がありました。
解決: クレーン操作とBIMを活用し、効率的な施工を実現しました。

 

次回予告:鉄骨工事が街づくりに果たす役割
次回は、鉄骨工事がどのように街づくりに貢献しているのかをテーマにお届けします。安全で美しい建物を支える鉄骨工事の社会的な意義について詳しく解説します。ぜひお楽しみに!

 

 

第16回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

第2シリーズ:鉄骨工事の流れを知ろう!
テーマ: 鉄が建物になるまでのプロセス

 

こんにちは!今回は、鉄骨工事がどのように進むのか、その具体的な工程をご紹介します。一つひとつのステップが建物の完成に向けた重要なピースとなっているので、ぜひ最後までお読みくださいね!

 

1. 設計と図面の作成
鉄骨工事の始まりは、設計図面の作成から!建物全体の設計図をもとに、鉄骨工事用の詳細な図面を作成します。この図面には、鉄骨の大きさや位置、接合方法がミリ単位で記載されています。
構造計算: 鉄骨が建物を安全に支えられるよう、強度や耐震性を計算します。
CADによる設計: 現代ではCAD(コンピュータ支援設計)を使い、精密な図面を作成します。これが工事の「青写真」になるんです!

 

2. 工場での鉄骨加工
次に、設計図をもとに工場で鉄骨を加工します。ここでの加工が正確であるほど、現場での組み立てがスムーズに進みます。

切断と穴あけ: 鉄材を必要な長さに切断し、ボルトやナットを取り付けるための穴を開けます。
溶接: 必要に応じて、複数の鉄骨を溶接でつなぎ合わせます。職人が行う手作業と最新のロボット技術が組み合わされています。
防錆処理と塗装: 鉄骨に錆び止めを施し、長期間にわたって耐久性を保てるようにします。

 

3. 現場での組み立て
加工された鉄骨が現場に運ばれ、いよいよ建物の形が作られていきます。ここからが現場作業の見せ場です!

柱の設置: 最初に柱を垂直に立てます。建物全体の骨格を支える基礎なので、精密な調整が必要です。
梁(はり)の設置: 柱と柱をつなぐ梁を取り付けます。クレーンを使いながら、職人たちがチームで連携して作業を進めます。
ブレースの設置: 建物の耐震性を高めるために、斜めの補強材(ブレース)を取り付けます。

 

4. 溶接と仕上げ
組み立てが終わったら、各接合部分を溶接して固定します。この作業が建物の強度を左右する重要な工程です。

溶接: 鉄骨同士をしっかりと接合し、構造全体の一体感を高めます。
塗装: 最後に塗装を施して、外観を美しく仕上げると同時に、さらに防錆効果を高めます。

 

鉄骨工事の魅力
鉄骨が設置されると、建物の全体像が目に見える形で現れてきます。この瞬間は、工事に携わる全員が達成感を味わえる特別な時間です!

高い建物の形が空に向かって伸びていく様子は、圧巻の光景です。
職人たちのチームワークが形となり、建物が完成するまでの過程を支えています。

 

次回予告!
次回は、「鉄骨工事の現場で使われる道具や技術」について詳しくお話しします!鉄骨工事に欠かせない道具や、現代の技術革新がどのように作業を効率化しているのか、分かりやすく解説しますのでお楽しみに!

 

 

第15回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

いよいよ寒くなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?
風邪をひかないよう、防寒対策を徹底していきましょう!

 

さて、本日からシリーズ更新が始まります!

 

有限会社本多工業監修!
鉄骨工事雑学講座!

 

鉄骨工事に関する豆知識を毎回少しずつお届けしたいと思います。
記念すべき第1回目のテーマは!
鉄骨工事の仕事についてです!

 

鉄骨工事と聞いて、どんな仕事を想像しますか?
「鉄骨を使って建物を作る仕事」と簡単にイメージされるかもしれませんが、実はその役割はとても重要で奥深いんです。
今回は、鉄骨工事の基本について、フレンドリーにご紹介します!

 

鉄骨工事の基本とは?
鉄骨工事は、建物の「骨組み」を作る仕事です。
この骨組みがしっかりしていないと、どれだけ美しい外観や快適な内装を施しても安全な建物にはなりません。

 

建物の骨組みを作る
鉄骨を使って、建物の柱や梁(はり)を組み立てます。
これらは建物の全体の形や構造を支える重要なパーツです。
たとえるなら、人間の「骨格」のような存在!

 

高い耐久性
鉄骨は非常に頑丈で、地震や強風といった自然の力にも耐えることができます。
そのため、高層ビルや大規模な商業施設、橋など、耐久性が求められる建物に多く使用されています。
最近では、住宅にも鉄骨を取り入れることで、災害に強い家が増えています。

 

建設現場での正確な作業
鉄骨工事は、ミリ単位の精度が求められる繊細な仕事でもあります。
現場ではクレーンを使って巨大な鉄骨を吊り上げながら、職人たちが寸分の狂いもなく組み立てていきます。
この正確さが、建物全体の耐久性や安全性を左右するのです。

 

鉄骨工事が選ばれる理由
スピード:
鉄骨は工場であらかじめ加工されているので、現場での組み立てがスムーズに進みます。
デザインの自由度:
鉄骨は強度が高いため、大きな窓や広い空間を作りたい場合にも対応可能。
建築デザインの幅が広がります。
環境への配慮:
鉄はリサイクルが可能な素材なので、サステナブルな建築材料としても注目されています。

 

次回は、「鉄骨工事がどのように進むのか」についてお話しします!
鉄骨が工場で加工されるところから、現場で組み立てられるまでの流れを詳しく解説します。

 

「どうやって鉄骨が建物の形になるの?」という疑問にお答えしますので、お楽しみに!

 

以上、第1回鉄骨工事雑学講座でした!
次回の第2回もお楽しみに!

 

 

第14回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

~“揺れに強い骨”をつくる~

 

耐震性能を引き出す鍵は、高力ボルト・溶接・柱脚の三点。どれか一つでも甘いと、通り精度や長期耐久に響きます。現場で役立つ実務の型を、ミスが起きやすい順にまとめました。


1|高力ボルト:初期設定で勝負が決まる

  • 保管:乾燥・未開封・ロット別。サビ・油分は締付性能に直結

  • 穴・座面:切粉除去/座面の平滑性確認(異物はNG)

  • 試し締め:当日ロットで工具校正→本番へ

  • 締付手順本数→対角→外周の順で段階締付/マーキングで見える化

  • 検査:軸力管理方式に合わせて記録(トルク・表示ピン・回転角等)

ありがちNG⚠️:仮締めのまま次工程へ。マーキング未実施は抜けの合図。


2|溶接:WPS(施工要領)を“紙から現場へ” ➡️

  • 予熱・層間温度を計測・記録(低温時は特に)

  • 開先精度・ルート間隔を統一し溶け込みを確保

  • 歪み対策は対称溶接・短ビード・裏当てを使い分け

  • 外観OKでも内部欠陥はあり得る→必要に応じUT/MT/PTを計画的に

写真は「開先→仮付→本溶接→外観→NDT結果」の時系列がわかるように。


3|柱脚:建物の“足首”を丁寧に

  • アンカー位置・レベル墨出し→二重確認

  • レベリング(ベース下):座金・ナットの接地面確保

  • 建方後:通り・鉛直・建入れ調整→グラウトで剛結を完成

  • 防錆:グラウト面・端部のタッチアップを忘れずに


4|通り精度と“後戻りゼロ”の運用

  • 基準柱で全体の芯を固定→梁で通り連結

  • 階ごとに仮ブレースを計画配置し、本締め前の狂いを抑える

  • 建方階層の完了定義(本締め/タッチアップ/清掃)を明確化


5|塗装・耐火を活かす段取り

  • 素地調整→下塗→中・上塗の工程を膜厚計で数値管理

  • 耐火被覆(吹付・巻付)の仕上げ厚欠損補修は写真で可視化

  • 取合い(梁端・仕口)は先行タッチアップでサビ起点を作らない


6|安全第一:揚重・高所・天候 ️

  • 玉掛け指示は手元・クレーン間で合図統一

  • 開口部は先行手摺・親綱で恒常化

  • 強風・雷雨中止基準を施工計画書に明記し、毎朝周知


7|原価と工期を守る“小ワザ” ⏳

  • 標準化部材(スプライス位置・仕口寸法)で製作を平準化

  • 現場溶接の最小化:ボルト化と仮組確認で手戻り削減

  • 写真台帳の自動化(クラウド/QR)で検査〜承認を短縮


8|チェックリスト✅

  • 高力ボルト 校正・マーキング完了

  • 溶接 予熱・層間・外観・NDT記録

  • 柱脚 建入れ・グラウト・タッチアップ

  • 塗膜 膜厚・欠損補修・最終確認

  • 安全 開口養生・墜落対策・風速基準


高力ボルト×溶接×柱脚の三点を“記録と順序”で管理すれば、品質は安定し、是正回数は激減します。

 

第13回鉄骨工事雑学講座

皆さんこんにちは!
有限会社本多工業、更新担当の中西です。

 

~“現場が止まらない”~

鉄骨は「図面通りに作って立てる」だけでは回りません。設計・製作・建方が一体となった段取りで、通り精度・工期・安全を同時に成立させるのがプロの仕事。この記事では、現場でそのまま使える勝ちパターンを、チェックリスト付きで解説します。✨


1|全体工程MAP(まず全体像)️

  1. 基本設計・詳細検討(仕口・継手・耐火仕様)

  2. 施工図・現寸(衝突・納まり検証)

  3. 材料手配・トレーサビリティ設定(ミルシート紐づけ)

  4. 工場製作(開先→仮付→本溶接→矯正→孔あけ→仮組)

  5. 素地調整・塗装/耐火仕様の確認

  6. 出荷・輸送(番付・荷姿計画)

  7. 建方(クレーン計画・通り出し・本締め)

  8. 最終調整・検査・引渡し

コツ:“前工程で次工程の条件を確定”。未決のまま進めると全てが後手に回ります。


2|設計・ディテールの要点(不具合の8割はここで決まる)

  • 柱梁仕口:高力ボルト本数/ピッチ、座金の当たり、レンチクリアランス

  • 梁成・スリーブ衝突:設備・ダクト・配管との干渉はBIMや干渉表で先消し

  • デッキ合成:スタッド位置と溶接可否、端部の座屈止め

  • 柱脚:アンカー配置・ベースプレート厚・グラウト納まり


3|材料・トレサ管理(後追いできる体制)

  • ヒートNo.→部材ID→台帳を一気通貫で紐づけ

  • 端材は長さ・断面別で保管し、流用先を明記(歩留まりUP)

  • 孔あけ・切断はネスティング最適化で残材率を見える化


4|工場製作の勘所(まっすぐ作る)

  • 溶接順序で歪みをコントロール(対向・対称・短ビード)

  • 仮組検査で取合い・ボルト通りを事前確認

  • 素地調整→下塗りは仕様書に沿って等級・膜厚を記録

  • 孔精度・面取りで建方時のボルト入らない問題を撲滅


5|出荷・輸送(建方順=積み順)

  • 部材は番付順で積載、吊りポイントをマーキング

  • 長尺物は撓み養生、塗装面の当たり養生を徹底

  • 納入伝票に部材ID/番付/設置位置を明記し現場受入れを時短


6|建方計画(クレーンと風と人の動線)️️

  • 揚重計画:作業半径・ジブ長・吊荷重表で余裕を確保

  • 通り出し:基準通り(X→Y→高さ)で基準柱を先に決める

  • 仮ボルト→本締めの順序・階ごとの仮ブレースを事前定義

  • 強風・雷・降雨時の中止基準は明文化(現場裁量にしない)


7|精度・安全・品質のチェックリスト ✅

  • 柱鉛直・通り(レーザー/トランシットで記録)

  • 高力ボルト:下穴清掃・ワッシャー面・締付順序・マークオフ

  • 溶接部:外観(クレータ/アンダーカット)→必要に応じ非破壊検査

  • 塗膜:膜厚・タッチアップ記録

  • 仮設:手摺・親綱・開口養生の継続管理


8|写真台帳

「日付_工区_部位_内容」

  1. 全景(建方エリア) → 2) 部位(仕口・柱脚) → 3) 寸法UP(スケール写り込み)
    是正後は同アングルで再撮。Before/Afterが一目で分かるように。


鉄骨工事は段取りの競技。設計→製作→建方を一本の線でつなぐだけで、通り不良・再作業・待ち時間が劇的に減ります。